諸々 再発見

【vol.5】三井の晩鐘

鐘の上部には108の煩悩に合わせて、108個の「乳」と呼ばれる突起が付いている

 大津市にある園城寺(三井寺)。ここには近江八景の一つとしても知られる三井の晩鐘がある。「姿(形)の平等院」、「銘の神護寺」、「声(音)の園城寺」と昔からいわれ、「天下の三名鐘」(日本三名鐘)のひとつにも数えられている。現在、「天下の三名鐘」のうち、今も昔も変わらぬ鐘の音を聞くことができるのは、この「三井の晩鐘」のみ。平成8年、環境庁の「残したい日本の音風景百選」にも選ばれている。鐘は300円でひとつきできる。
 国の重要文化財にも指定されている鐘楼は桃山時代の建造物。桁行二間(約3.6m)、梁間一間(約1.8m)、一重の切妻造りの檜皮葺で、四本柱の一般の鐘楼とは違う独特の様式をもつ。

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