12年に一度の「雨乞い蛇」(豊郷町四十九院)
御託宣
本年七月下旬の頃より照り出し 今に至るも雨と言うもの降らざれば
土民一同 之を嘆き 氏神様へ 雨乞いを掛け おみくじを上げければ
八大龍王呼び寄せて 雨を呉れよとの 御託宣
余りの事の嬉しさに 海の底なる蛸鯛も 陸に上がりて一踊り
踊る音頭はそっちでせい
蛸:蛸が出たら降りませう
鯛:鯛が出たら御目出度い
蛸鯛:それこそ誠に御目出度い
♪ ごたくせ~ん ♪
♪ たアこがでエーたらふりましょう
たアいがでエーたらおめでたい ♪
タコとタイのかぶりものをした若者が、鳴子をふりふり、歌い踊る
う~ん江州音頭によく似たり
♪ ふうう ふう ふ ふう ふうう ♪
子どもたちが奏でる竹笛の音
龍の息遣い?
♪ シュー ♪
龍は20メートルもの長さ、中には子どもたちが入り、水鉄砲で観客に水をかける
ツメタっ!
♪ ピッカリー ♪
龍の目玉が暗闇の中光る、怪しい光
ちょっとこわっ
♪ さーっつ ♪
竹でできた龍の口髭、動くたびにシャラシャラ音がする
♪ 記念撮影だよお カシャ ♪
子どもたちと記念撮影をする龍は可愛くおとなしい
撮影:辻村耕司 文:つじむらことみ