伝統再発見

八日市大凧まつり・東近江市

八日市大凧まつり・東近江市

基本情報
名称 八日市大凧まつり
URL http://oodakomuseum.shiga-saku.net/(八日市大凧会館ブログ)
文化財指定等
所在地 東近江市建部北町地先(愛知川八千代橋下流河川敷)
電話番号 0748-24-1234 八日市大凧まつり実行委員会(事務局:東近江市役所商工観光課内)
開催日 毎年5月最終日曜日
開催時間 9時20分~15時
料金 無料
※平成22年11月現在

~300年以上もの歴史を誇る日本一の大凧、滋賀の空に舞い上がる~

数十人がかりで力を合わせて凧をあげる(提供:東近江市)

 東近江市八日市地区の愛知川河川敷で、毎年、5月の最終日曜日に繰り広げられる「八日市大凧まつり」。2010年は5月30日に行われ、縦13m、横12m、重さ約700kgもある100畳敷きの大凧が、晴れの大空に舞い上がった。大凧は、午前中に2回、午後に2回の計4回揚げられた。 

巨大凧には様々な工夫がなされている

 八日市の「大凧まつり」の起源は江戸時代の中ごろまでさかのぼるといわれ、国の無形民俗文化財にも選択された伝統行事として300年以上もの歴史を誇る。もともとは、周辺地域で男子出生を祝って5月の節句の時期に、鯉のぼりと同じように揚げられたのが始まりだそうだが、村ごとに大きさを競いながら凧揚げをしていたため、それがエスカレートして凧の大きさはますます大きくなっていったのだという。明治時代に入ると凧はさらに巨大化し、明治15年には240畳敷もの大凧が揚げられたという記録も残っている。時代が下った現代でも、昭和59年に市制30周年を記念して揚げられた大凧は220畳敷もあった。

青く澄んだ空に色々な凧が舞う

 2010年の「大凧まつり」は、すっきりした快晴の空の下、強すぎず弱すぎない適度の風が吹き、凧揚げには最良の天候となった。会場には地元産品を販売する屋台が並び、1都2府20県からやってきた約250名もの凧愛好家たちも参加。昔懐かしい奴凧や連凧ほか最新のスポーツカイトなど、多種多彩な凧が大空に仲良く舞っていた。
一方、主役となる100畳敷の大凧は絵柄に透かしがあり、風の抵抗を抑えるための「切り抜き工法」や図柄に意味をもたせた「判じもん」、丸めて運搬ができる「長巻き工法」など、100畳敷の大凧ならではの特徴をもつ。2010年の「判じもん」には、「喜」と「生」の字の間に鷹(よう)の絵が描かれ、「き・よう・せい」と読ませ、「共生」の意味が込められた。
 そして午後2時半、4回目のチャレンジの時、太鼓の音を合図に約100人が一斉に綱を引くと、大凧は高さ約150mの上空へと舞い上がり、4分28秒もの間青空を漂っていた。大凧が大空に揚がると、見物客からは大きな歓声が巻き起こった。
(取材日:平成22年5月30日)

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