芸術再発見

滋賀県立安土城考古博物館・近江八幡市安土町

滋賀県立安土城考古博物館・近江八幡市安土町

※平成30年10月現在

基本情報
名称滋賀県立安土城考古博物館
URLhttp://www.azuchi-museum.or.jp/
文化財指定等-
所在地滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678
電話番号0748-46-2424
営業時間9時~17時(入館は16時30分まで)
定休日等月曜日(月曜日が祝日・休日振替の場合は翌日)、12月28日~1月4日
料金通常/大人450円、高大生300円(企画展開催中/大人500円 高大生300円)
※特別展については別に定める額が必要

~生涯学習の場としても貴重な、見て触れて体験できる歴史博物館~

 

安土城考古博物館の外観。館外展示として、「旧安土巡査駐在所」「旧宮地家住宅」「旧柳原学校校舎」など国指定文化財・県指定文化財の建造物がある。

安土城考古博物館の外観。館外展示として、「旧安土巡査駐在所」「旧宮地家住宅」「旧柳原学校校舎」など国指定文化財・県指定文化財の建造物がある。

国指定特別史跡・安土城跡や国指定史跡・大中の湖南(だいなかのこみなみ)遺跡、国指定史跡・瓢箪山古墳、国指定史跡・観音寺城跡からなる、歴史公園「近江風土記の丘」。滋賀県立安土城考古博物館は、この「近江風土記の丘」の中心的な施設として設置されている博物館だ。各史跡への理解を深められるよう、「城郭と考古」をテーマに展示や、資料調査、普及・啓発活動が行われている。
第1常設展示室では、弥生時代の典型的な農耕集落である大中の湖南遺跡と、近江最大の前方後円墳である瓢簞山古墳に関する展示を中心に、復元模型や出土品の実物展示などが行われている。瓢簞山古墳の竪穴式石室の模型や、古墳に埋葬された王の実物大模型のほか、復元品やジオラマなどが数多く配置され、ひと目で興味を引き、誰もが理解しやすいように展示がされている。「しが太郎君の考古学研究室」というコンピュータソフトでは弥生時代・古墳時代をテーマにしたクイズが楽しめるほか、近江の遺跡に関する最新情報も提供されている。鏡や銅鐸などの複製品に直接触れたり、当時の衣服を着たりできるのが特徴だ。

 

間近で大きな展示物が見られるのは同館の特色でもある。

間近で大きな展示物が見られるのは同館の特色でもある。

第2常設展示室では、「城郭」「戦国時代の近江」「安土城と織田信長」が主なテーマ。入り口正面には安土城跡の復元模型(300分の1)が待っており、展示室の左側は城造り技術者が戦国時代に書いたといわれる『築城記』に基づき中世の城の一部を実物大で復元したものや、信長が侵攻してくる前に近江を支配した佐々木六角氏・浅井氏に関する資料、観音寺城跡・小谷城跡のジオラマを見ることができる。右側は安土城跡の発掘調査の成果や、織田信長に関する資料などが展示されている。展示室中央にある、映像シアターでは安土城跡発掘調査のビデオや、安土城と城下町をコンピュータグラフィックスによって再現した映像を常時放映している。

 

第2常設展示室の「信長研究室」コーナーには、戦国時代に使用された槍の複製品があり、実際に持ってその重さや大きさが実感できる。

第2常設展示室の「信長研究室」コーナーには、戦国時代に使用された槍の複製品があり、実際に持ってその重さや大きさが実感できる。

「信長研究室」と名付けられたブースでは、コンピュータ検索システムで、織田信長のことや安土城の発掘状況などを調べることが可能だ。ケース内の展示物についても、物の配置や置き方などにも気を配り、展示物の詳細などが分かるようになっている。また所蔵品だけでなく寄託品なども活用し、戦国時代の近江の全体的な状況が把握できるような構造になっている。回廊展示では、発掘により出土した遺物などの調査や復元の作業を見ることができる。館内に併設されている公益財団法人滋賀県文化財保護協会の「調査課安土分室」では、県内の遺跡から出土した資料の整理調査、実測や復元作業などが行われており、歩きながら実際の作業が見学できるように工夫されている。土器の破片をくっつけて復元する作業などが目の前で行われているのは、かなり面白い展示だ。

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